
人気のマウスピース矯正「インビザライン」で矯正治療を行う際に注意すべきポイントは以下のようなものです。
目次
1. 1日22時間以上の装着が必要
インビザラインで治療計画通りに歯を動かすためには、1日に22時間以上の装着が必要です。22時間ということは、アライナーを外しても大丈夫な時間が1日にたったの2時間しかありません。
インビザラインは食事と歯磨きの時にアライナーを外しますので、食事はなるべく時間をかけず、歯磨きも手際よくサッと行うことが大切です。
飲み会や食事会の時はアライナーを外さなければなりませんが、出来るだけ早めに再装着するようにしましょう。
2. 食事、間食の時はアライナーを外す
食事の時はアライナーを外して行います。おやつなどの間食の際もアライナーを外す必要があります。
飲み物に関しては、水などの透明な飲み物はアライナーを付けたままでも大丈夫ですが、色の濃い飲み物の場合は、アライナーが着色してしまいます。アライナーに色が付くと口元が目立ちますので、気をつけましょう。
アライナーを付けたままで糖分を含んだ飲み物を飲むと、虫歯になるリスクが上がります。アライナーを外して飲むか、ストローを使って飲みましょう。
3. 虫歯になりやすいのでセルフケアを丁寧に行う
マウスピースを歯に付けると、唾液が歯に行き渡らなくなり、唾液の洗浄作用などが働かなくなり、歯が乾燥しますので、虫歯のリスクが上がります。
小さな虫歯の場合は虫歯を削ってレジンで詰める治療を行い、その後は普段通りにアライナーを装着します。大き目の虫歯の場合で詰め物や被せ物が必要になった時は、今まで通りアライナーが歯にはまらなくなる可能性があり、アライナーの作り直しが必要になるかもしれませんので、担当医の指示に従いましょう。
インビザラインで矯正中の期間は、虫歯予防には日々気をつける必要があります。
4. アライナーをきれいに洗浄して清潔を保つ
食事などでアライナーを外した時には、アライナーを洗ってきれいにしてから再装着することが望ましいですが、外出先などでアライナーを水で洗えない場合もあるでしょう。
その場合は、アルコール・ウエットティッシュでアライナーを吹いてから再装着しましょう。
5. 外したアライナーは専用のケースに保管する
外食時に紙のナプキンでアライナーを包んで手元に置いたまま店に忘れてしまったり、ゴミと間違って捨てられることもあります。アライナーの紛失を避けるために、専用のケースを用意してその中にしまいましょう。アライナーを紛失しないようにきちんと管理することが大切です。
6. 喫煙を避けましょう
喫煙するとアライナーの変色や変形に繋がります。また、タバコの中の有害成分によって免疫力が低下したり、歯茎の血行が悪くなると、歯が動きにくくなるリスクがあります。
まとめ
インビザライン矯正治療中の主な注意点は以下のようなものです。
- 1日22時間以上のアライナー着用が必要。食事や歯磨き時以外は外さない。
- 色の濃い飲み物や糖分を含む飲み物はアライナー変色や虫歯のリスクがある。
- 唾液の洗浄作用低下による虫歯のリスク増。日常の虫歯予防が要。
- 使用後のアライナーは洗浄し清潔に保つ。外出先ではアルコールウエットティッシュ推奨。
- アライナー紛失防止のため専用ケースへの保管が必要。
- 喫煙はアライナーへの変色や歯の動きへの影響があるので出来るだけ避ける。
これらを守り、インビザラインでの歯並び治療の成功を目指しましょう。