歯と口の基礎知識

マウスピースはスポーツ時に口や顎のケガを防いでくれる?

マウスピースはスポーツ時に口や喉のケガを防ぐ?

マウスピースは歯の矯正やホームホワイトニングに使うものと思われがちですが、スポーツ時に口や顎のケガを防ぐため、また噛み合わせを合わせるため主に上アゴにつける場合もあります。

スポーツ用マウスピースはどんな時に使うもの?

女子バスケットボール

ケガの診療で歯科に来られる理由は多い順に①交通事故、②転倒、③スポーツによるケガとなっています。

スポーツではボールや肘が顔に当たったり、顔が相手の身体に激突してしまった場合に、歯が折れたり欠けたり、歯茎に大きな力がかかって歯がぐらついたりします。歯が抜けてしまうこともあり、高額な治療費がかかることもあります。このようなケガをしやすいスポーツでは、日ごろからスポーツ用のマウスピースでケガを防ぐ必要があります。

マウスピースで前歯が折れたり欠けたりするのを防ぐ

スポーツ用のマウスピースは、実際にはまだ多くの方々に浸透しているわけではありません。スポーツに使われる器具や防具、ボールなどが口元に当たる可能性のある種目の場合は、歯が折れたり欠けたりするリスクを減らすために、スポーツ用のマウスピースの使用をおすすめします。

歯に衝撃が加わったことで歯の神経が死んでしまうケースもあります。そのまま抜歯になってしまうこともあるため、スポーツのリスクから歯を守るために開発されたのがスポーツ用のマウスピースです。

スポーツ用マウスピースの歴史

古代ギリシャのスポーツ選手、ローマ帝国の戦士などは、競技中に革の紐を噛み戦いに臨んでいました。経験から革を噛むことで何らかの効果があるのを知っていたのでしょうか。

しかし、「噛む行為」と「身体的なパフォーマンスの向上」の因果関係については追求されることはありませんでした。歯のくいしばりによる顎関節の圧迫は、身体に過度の緊張や不安感を与え、ストレス・注意力散漫などの原因となります、それがパフォーマンスの低下につながることもわかりました。

アスリートはもちろん、日常的にスポーツを楽しみたいと考えている人、本来のマウスピースの役割の他に身体をリラックスした状態に保ち、人間が本来持っている真の力を発揮できるよう導いてくれる器具もあるようです。アンダーアーマー・パフォーマンス・マウスウェアは、パフォーマンスを極限まで高めてくれるようですね。

スポーツ用マウスピースの使用上の注意

マウスピースをつけたままスポーツ飲料を飲むと虫歯になりやすい

スポーツの最中には喉が渇くため、何度もスポーツ飲料を飲みます。そしてスポーツの間は口で呼吸しがちになり、口の中が乾燥します。そうすると唾液の殺菌作用などが働かず、虫歯になりやすくなってしまいます。

スポーツ飲料には糖分が多く含まれており、それらはマウスピースと歯の間に入り込んで永くその状態にとどまりますので、虫歯のリスクが高まります。

マウスピースは不潔になりやすい

お口の中にはたくさんの細菌が棲みついています。そのためスポーツ用のマウスピースを使用した後は、マウスピースから嫌な臭いがする方が多いと思います。

マウスピースを常に清潔に保つため、入れ歯用の洗浄剤やマウスピース専用の洗浄剤などで殺菌することをお勧めします。

熱湯で洗うとマウスピースが変形してしまう

スポーツ用のマウスピースは熱に弱いシリコン樹脂で作られている場合が多いため、熱湯をかけると変形してしまい、歯に合わなくなる恐れがあります。そのため洗浄するときは必ずぬるま湯か水で洗うようにしてください。

まとめ

スポーツ用のマウスピースはスポーツ時のケガから歯を守ってくれます。洗って清潔に保つことと、虫歯に気を付けてお使いください。

 

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